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アバヤ姿のバービーたち [そのほか]

とっても気になるエキシビジョンの記事を見つけて、最近できたばかり
というギャラリーへ足を運んだ。
白を基調とした内装に、3色のライトがカワイイ建物。
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ドバイには、あいにくヨーロッパにあるような立派な美術館はナイのだ
けれど、ちょっとした小さなギャラリーならば幾つもある。

小さなギャラリーでは、アラブの伝統的なモノからコンテンポラリーまで、
あらゆるジャンルのアートを目にすることができるらしい。
そのうち、アチコチ行ってみたいなぁとは思っているのだけれど、今の
暑いドバイでは、涼しい顔してアートに触れるコトはできそうもナイ。

それでも、暑い中でも、「ゼッタイに行きたい!」と思ったのが、この
FOCUS ART GARELLY。
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“アバヤを着たバービー人形の写真展”へ。

イラン出身のアーティスト、ギタ・メー氏の作品は、一目でワタシを
クギヅケにした。
ロスに拠点を置き、ドバイやイランでも個展を開いてきた彼女の今回の
作品は、中東イスラム女性のシンボルである黒い衣装“アバヤ”を着た、
西洋生まれの“バービー人形”たちの写真。

バービー人形に“アバヤ”を着せることで、「中東とは・・・」「西洋とは・・・」
と言ったような凝り固まったイメージを打ち崩し、それぞれの文化を理解
するきっかけを与える。
あの全身真っ黒な”アバヤ”を身につけていると、どうもイスラムの厳しい
戒律の中で、厳しい生活を強いられているのではと思いがちなのだけれど、
彼女たちだって普通の女性。
ワタシたちと何も違わない。

記事の最後は、ギタ・メー自身の言葉で締めくくられていた。
「私たちには、東も西も関係ない。私たちは、まだ見ぬ第3世代なのだ。」と。
日本を離れ、幾つかの異なった文化と接してきたワタシ。
その度に戸惑い、時には拒絶することもあったけれど、もう少し気楽に、フレ
キシブルにいこう。
そう、バービーに教えてもらった気がした。

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懐かしのハンガリーGP [そのほか]

日曜日の深夜、テレビでやっていたのは”F1ハンガリーGP”。

とてつもなく懐かしくなって、久し振りにアルバムを開いた。
もう1年も前のコトなんて・・・、時の経つのはホントに早い。

昨年の夏、まだハンガリーに住んでいた頃、せっかくだからとハンガリーGPの
決勝を観に行った。
あいにくワタシは全くと言っていいほど車にキョーミがなく、街中を走っている
乗用車の車種も1つとして言えたことがない。
夏が来るたび、にわかに「F1!F1!」と騒がしくなるワタシの周りを気にする
こともなく、3度のハンガリーGPをやり過ごした。

ハンガリーに住んで4年目の夏、フト観に行きたくなったのだ。
昨年のこと。

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結果、大興奮!!

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これまでに聞いたことのない轟音。
盛り上がる大勢の観客。
みんな、自国の旗を振りながら、一心不乱に応援している。
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この応援は観客席だけにとどまらず、レースの舞台となるサーキット場の
”ハンガロ・リング”に向かう時からすでに始まっていて、ブダペストの街中を
抜けた辺りからは、大きな旗を窓の外に出して振りまわし、声をあげながら
サーキット場へと向かう車をたくさん見た。

レース展開や選手のコトなんかはよく分からないけれど、それでもやっぱり、
ワタシはいつの間にやら日本の選手を応援していて、久し振りに公の場で
目にする“日の丸”に、ちょっとだけ嬉しくなったり。

レース後、サーキット場へ下りる大勢の観客たち。
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サーキット場がはるか遠くに見える芝生のエリアには、レースの轟音を聞き
ながら、のんびりとした時間を過ごす人たちが。
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短いハンガリーの夏の、楽しい思い出。

今さらのお話しで、モウシワケナイ。
もう随分と前のコトだけど、ドバイのコトじゃぁナイけれど、懐かしさのあまり、
この場を借りてちょこっと振り返ってみたりした。
あぁ、すでにハンガリーが恋しい。。。


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さよならブダペスト [そのほか]

またまたご無沙汰デシタ。

ご無沙汰の間に、ブダペストはすっかり春。
街を歩けば、いたるところで目にするのは、キレイに咲いた花・花・花。
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ここのところ、少しばかり寒いけれどね、あとちょっとだけガマンすれば、
1年の中でワタシが一番好きな季節がやってくる。

あとちょっと・・・だったのに。

ブダペストとお別れするときがやってきた。
とうとう?
やっと?

4年間もお世話になったトコロだから、実のところ、お別れは相当悲しい。
“カワイイ”お宝探しだって、まだまだ続けられたはず。

こんな日が、いつか来るとは思っていたけれど。
あまりにも唐突すぎ。

日本に戻って、しばらく色んな思い出、振り返ろう。
旅したトコロ、好きなモノ、あれこれブログで振り返ろう。

さよならブダペスト。
ありがとうブダペスト。
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今年もカワイイ、見つけます! [そのほか]

2008年、新しい年を迎えた。
なんだかんだと気がつくともう2週間。
これまで以上にスロースタートなワタシ。しっかり反省。
そろそろ外に出て、アンテナ伸ばして、カワイイものをまた沢山見つけに
行こうっと。

それにしても、この冬のブダペストは、見事に予想を裏切らず、しっかりと
寒い!
年末が雪模様ならば、年始もしばらく雪模様。

庭や道には、まだまだ雪が残る。
白くてキレイなままのヤツ。ドロドロ~って薄汚れているヤツ。
歩くとサクサクってする雪はいいけれど、ベチャベチャって雪はカンベン
してほしい。

そんなブダペストでの生活も、あと少しで4年が過ぎる。
長いなぁという気もするし、アッと言う間な気もする。
こういう生活をしている人って、みんなこんな風に感じるんだろうなぁ。

4歳の年をとったワタシのブダペストは、変化もたくさん。
新しいビルや家が山のように増えたし、物価も激しく、いやぁ、それはもう
激しく上がった。
便利になったこともあるし、悲しく寂しくなったこともある。
でも、全てがブダペスト。全てがハンガリー。忘れられない4年間。
この先、あとどれくらいココにお世話になるのかは全くもって分からないの
だけれど、ワタシをいつもドキドキワクワクさせてくれるこの街から、日本に
住むトモダチ、よその国に住むトモダチに、“ナニか”が伝えられるのならば、
それはやっぱりウレシイ。

今年はどんな“モノ”を見つけられるか、ワタシも今からとっても楽しみ。
そのワタシの楽しみを、みんなの楽しみにも変えていけたらシアワセ。
今年もどうぞよろしくおねがいします。。。


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しばしお待ちを・・・ [そのほか]

ブダペストは、もうすっかり春。
白やピンクの小さな花をつけた木々が、アチラコチラで目に映る。

先週末、“夏時間”になったりもしたから、“明るい夕方”がとてつもなくウレシイ。

アレやコレやと書きたいコトは山ほどあるのに、この子(PC)の調子がどうも
よろしくナイ。
写真をアレコレするソフトが壊れ、ソフトを入れ替えようにもディスクが動かず、
今さらながらの“ウィンドウズME”ユーザーであるワタシは、ドコゾ得体の知れないフリーウェアソフトをダウンロードする勇気もナイ。

そんなワケで、ちゃんとした環境が整うまでの間、しばしブログはお休みに。

覗きにきてくれている友人の皆さん、しばしお待ちくださいませ。
ゴメンナサイ。。。


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今年最後の・・・。 [そのほか]

今年、コレが最後のブログ。

春先から書き始めたアレコレも、早いもので92コ目。
途中、結構オサボリの時もあったけれど、がんばって書き続けるコトができた。
気がつけば、皆さんがこのブログを覗きに来てくれた回数も1万回を越えていて、
そんなウレシイことがあるから、やっぱり書こうと思ったりできる。

このあとは、しばし北欧、しばし日本のダブルヘッダー。
あわただしい年末年始になりそ。
行く先々で、また気になるモノを沢山見つけられるとイイなぁ。
そしたらまた、コノ場を借りて皆さんにご紹介していこう。

今年、こんなつたないブログを覗きにきてくれた皆さんに、感謝!
アリガトウゴザイマシタ。

そして、来年もまた、覗きにきてください。いろんなモノ、見つけていきます。

どうぞステキなクリスマスを。
そして、ハッピーな新年を。


我が家のサンタたち。

<今日のハンガリー語>
 【 Boldog Karacsonyt! 】  
ボルドグ カラーチョニト! ・・・ メリークリスマス!  
          ※ 2つ目の a に ’が付きます


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ハンガリーの教会、2つ [そのほか]

現地に住んでいると、知らないコト、行ってないトコロが予想以上に
多かったりする。
日本に住む友人のほうが、ハンガリーの見どころや人気のお土産を
知っている・・・なんてこと、よくある話し。
それがコト、少々マニアックなモノになってくると、ますますもって
“目からウロコ”が増えてくる。
この教会も、そんな“目からウロコ”のうちの1つ。

センスのいい、アートなお仕事をしている大好きなセンパイがいる。
「ハンガリーには見たい教会がある」と、ココを訪ねてくれた。
浮かんだのは、マーチャーシュ教会。ブダペスト、王宮の丘にある
観光の定番中の定番。確かに、キレイ。

ところが、センパイの言う教会は、別のトコロにあった。
初耳のその場所は、ブダペストから車で1時間。これまであまり気に
したコトがなかった、観光地とは言いがたい、小さなフツーの町。
教会は、有名なハンガリー人建築家の作品だという。

なんだか、スゴかった。とにかく、オモシロかった。

正直、ムズカシイことは何1つ分からない。
建築の技法だったり、そういう風なコト。
でも、とっても印象的だった。何か“来るモノ”があった。
“目からウロコ”とは、まさにこのコト。
前から、横から、後ろから・・・、しばしこの教会を眺め、充実した気分で
その小さな町を離れた。

考えてみたら、“小さなモノ=小物=雑貨”ばかりに目を向けていたワタシ。
モチロン、そういう“手の平の上の楽しみ”は大好きだけれど、大きくて、
そして手に入れることが出来ないモノの中にも、沢山の楽しみがあるコトを
忘れてた。
思い出させてくれたセンパイに、大・大・大感謝!

のちに、やっぱりどうしても気になっていた、同じ建築家の作品の教会を
見に行くことにした。センパイが最も見たくて、でも、時間の都合で諦め
ざるを得なかった、そんな教会。

ブダペストから南へ1時間半ほど。途中で高速道路は終わり、だだっ広い
草原の中、1本道を走っていくとやっと着くような、ホントに小さな町。
あいにく、教会の詳細な住所は持っていないので、歩いている人を見つけ
ては、白黒コピーされた写真を見せて・・・『コレ、ドコ?』。

見つけた、2つめの教会。

<今日のハンガリー語>
 【 Epitkezes 】 エーピートケゼーシュ ・・・ 建築
       ※ 最初の E と i、最後の e に ’が付きます。


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ハンガリー語ってやつは・・・。 [そのほか]

このブログ、久々に復活!と意気揚々としていたハズ。
あの日から、もう2週間ほどが過ぎてしまった。再びゴブサタのワタシ。

ブダペストの夏のイベント、建国記念日の航空ショーやパレードなども、
あれよあれよと言う間に過ぎ去っていった。
これらの模様は近々ブログに載せるとして・・・。
せっかくの“復活”は、世界でも上位に入る(とワタシは思う)難解言語、
ハンガリー語によってジャマをされていたのだ。

夏の終わり、ナゼかハンガリー語の学校へ通うことにしたワタシ。
それも、1日3時間が3週間続く集中コース。
かれこれ2年ほど前、ブダペストでの生活にようやく慣れて『あれもこれも
やりた~い!』と超ポジティブだった頃、ハンガリー語の学校に通ったこと
があったっけ。

ホントに難しいぃぃぃ~んです、ハンガリー語。
通の人(?)は“マジャール語”と言う。略して“マジャ語”。
そのマジャ語、「何がどう難しいか」というのを説明していくと、まったくもって
キリが無くなるのでココでは割愛するけれど、とにかく一筋縄ではいかない。
・・・・と、少なくともワタシは思う。

難しい話しはしたくないけれど、1つ言うならば、文法はどちらかというと
日本語に近い。
「学校へ行く」なんて言う時も、「ISKOLABA MEGYEK」という風に、「へ」に
あたる「BA」が「ISKOLA(学校)」の後ろに付く。いわゆる“後置詞パターン”。
それに、語順についてはあまり規制が無いところも日本語っぽい気がする。
「行くんだ、学校に・・・。」という言い方が、まぁ間違いではない日本語と同様、
マジャ語でも「MEGYEK ISKOLABA」と言うことが出来る。
英語の場合、「TO SCHOOL GO」とは、まず言わない。

こういう話しを書くと、「ハンガリー語って日本人には勉強し易そう。」と思われ
そうだけれど、そうはいかないのがこのマジャ語。
奥が深すぎる文法は、掘って掘って掘りまくって、地球の裏側まで行ってしま
いそうなくらい。

言葉の勉強がそこそこ好きなワタシでも、マジャ語学習の時だけは眉間に
しわが寄ってくるのが分かる。
先生の口から頻繁に出てくる言葉は、「ボチャーナト・・・」。
日本語で言うところの「ごめんなさい」だけれど、難解なマジャ語を前にして
「あぁ~」とため息をつきまくる生徒たちに、『難しすぎてゴメンナサイネ。』と、
ハンガリー王国を代表して謝る先生。

こんなマジャ語だけれど、その眉間のしわがスッと伸びてすっきりする時も
たまに、ホントにたまにだけれど、ある。
すっきりする・・・というか、「アハハ・・・」という気分になる時。
日本語のように聞こえるマジャ語を聞いた時がソレ。分かり易く言うならば、
「タモリ倶楽部・空耳アワー」か、去年日本で流行っていたモルドバ出身の
彼らが歌っていた「飲ま飲まイェ~!」みたいなやつのコト。

例えば、ワタシの住んでいるエリアの近くにある通り。“BIMBO通り”。
カタカナで表すと「ビムボー」になる訳だけれど、どう聞いても「ビンボー」。
家を探しに来て最初にこの名前を聞いた時、「違う違う」と分かっていても、
頭の中ではほぼ100%の確率で「貧乏通り」に変換されてしまっていた。
そうなると、『うぅ~ん、ココには住みたくないな。』と思わざるを得ない。
ちなみに、この“BIMBO”。意味は“花のつぼみ”。ホントはキレイな言葉な
のに、「貧乏」なんて変換しちゃってゴメンナサイ。
でも、お陰でこのマジャ語を忘れることは、一生ナイと思う。

先日の授業でも、この“勝手な漢字変換”による「アハハ・・・」があった。
交通に関する単語を習っていた時、先生は言った。確かに言った。
『ショーロンポー』

モチロン、頭の中では即変換。・・・ 『小龍包』。

正しくは、「SOROMPO・ショロムポー」。
コレは、駅の改札やふみきりのコトなのだけれど、“ふみきりに沢山の小龍包が
くっついている”というフシギな画がワタシの頭の中で出来上がり、1人笑いが
止まらなかった。
これまた、忘れられないマジャ語が増えたと喜んでおこう。

マジャ語には、その発音から日本語へ漢字変換をしたくなってしまう言葉が
結構あったりする。
・HAL (ハル)→春  ホントは「魚」
・REGI (レーギ)→礼儀  ホントは「古い」
・USZODA (ウソダ)→嘘だ! ホントは「プール」   などなど。

さらには、「塩」がマジャ語では「SO(ショー)」だったり、「良い」が「JO(ヨー)」
だったりして、なんとなく親しみ易い言葉なような“錯覚”に陥ることもしばしば。

マジャ語が楽しい言葉であることは認めよう。でも、やっぱり難しすぎる。
ツライ授業は、あと1週間。
「あといくつ漢字変換が出来るか」と考えると、少しだけワクワクするけどね。

<今日のハンガリー語>
【 Nyelv 】 ニェルブ・・・ 言葉


沢山のテキストを前にガンバっております。


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曲芸飛行、ただいま練習中 [そのほか]

ここ数日、朝から聞こえる轟音。
繰り返し繰り返し、ブォーーーーン!という音が外で響く。

今度の日曜は、ブダペストの建国記念日。

ドナウ川沿いでは幾つかの催しモノが行われるのだけれど、その中でも必見
なのが、戦闘機のアクロバット飛行ショー。
ブダペストの場合、アクロバット飛行でよく目にする急降下や回転なんかの技に
加えて、ドナウ川に架かる幾つもの橋の下をくぐるという妙技を観ることが出来る。
コレはなかなかスゴイ。

普通にくぐったり、逆さまになってくぐったり。
間近で観るソレは、“文字”では全く伝わらないけれど、ホントに大迫力だ。

どうやら、ここ数日間は、建国記念日の飛行ショーのために予行練習を繰り返し
やっているらしい。
幸い、ドナウ川と幾つかの橋を望むことができる我が家からも、ブォーーーン!
という音の主を拝むことができる。白煙をあげて、ドナウ川の川面めがけて
一気に急降下する様は、やっぱりカッコイイ!

さらに、この飛行ショーで忘れてはならないのがコレ。
MALEVハンガリー航空の“旅客機”が、橋の下をくぐるという荒技。
小さな1~2人乗りの戦闘機ならまだしも、小さめの機体とは言え、普段空港でしか
目にしないはずの旅客機が、自分の目の前を、自分と同じ目の高さを、そして橋の
下を飛んでいくとは。

ちなみに、コレがMALEVハンガリー航空。

とにもかくにも、1年1度のブダペスト最大のお楽しみ。
夜にはモチロン、あちらこちらで花火が上がる。
コレが終わると、『あぁ、もう夏も終わりかなぁ。』と思うのが常だけれど、さて、今年は
いかがなものか。

<今日のハンガリー語>
 【 Repulogep 】 レプルーゲープ ・・・ 飛行機  
   ※ u の上に ・・ が、o の上に "が、e の上に ' が付きます。あぁ、ややこし。


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救急車、病院、そしてレントゲン ② [そのほか]

ちょっとしたアクシデントで救急車に乗ることになり、病院まで。
今日はその病院でのお話し。

頭を強打、念のためレントゲンを撮ってもらうことにした。
ワタシが連れてこられたのは外科。レントゲン撮影の順番を待つ人で、廊下に
ある長椅子のほとんどが埋まっていた。薄暗~い廊下。
ストレッチャーに乗せられたままで順番待ちしているワタシを、心配そうに・・・
というよりも、不思議そうにみんなが見ていく。こんなところで東洋人を見かける
ことは、まずナイのだろう。

名前を呼ばれた人が、順番にレントゲン室へ入っていく。そして、レントゲン写真
を持って出てくる。その写真、手だったり、足だったり。骨の折れているところが
ハッキリクッキリ写っている。
付き添いの家族に、『いやぁ~、ココがこんなに折れちゃってねぇ。』なんて、
写真を見せながらノンキに話しをしているよう。
そもそも、自分でレントゲン写真を持って出てくること自体、ちょっとあり得ない。

レントゲン室の中に入って、驚いた。
レントゲン室と言えば、堅牢な扉が2重3重のはず・・・。というより、“べき”?
ところが、廊下に面したそのフツーの扉を開けると、そこはもう撮影の場。
だだっ広い部屋の真ん中に、無機質なベッドが1つ。
撮影は、そのベッドの上に頭を乗せて・・・・と、超あっさりな方法。
日本のレントゲン室にあるような、放射線よけの腰巻きとかベストとか、そんな
気の利いたモノは無し。
恐ろしすぎる~と思っても、もうあとの祭り。

さらに驚いたのが、放射線技師さんの姿。
レントゲン室に入った時、そこに居たのはTシャツ、短パン、サンダル履きの、
まるで朝のごみ捨て場で見かけるようなフツーのおばちゃん。
なんと、そのおばちゃんが放射線技師さんだったのだ。せめて白衣を・・・。
もちろん、その部屋の中にはガラスで仕切られているような作業室もない。
『はい、撮るよぉ~。』と、記念写真のノリだ。
ワタシも自分のレントゲン写真をその場で受け取って、またフツーの扉を開けて
部屋を出た。

ワタシの頭のレントゲン写真、気持ち悪くて失礼。

特に問題ナシで、一安心。
でも、あまりにも無防備なレントゲン室は、ちょっと問題アリ?

<今日のハンガリー語>
 【Orvos 】 オルヴォシュ ・・・ 医者


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