贈り物はカリグラフィ

日本を離れた生活の中では、友人を迎え入れ、友人を送り出すというイベントが、
幾度となくある。
その度に、嬉しかったり、寂しかったり・・・。
モチロン、日本でも、ほかの国でも、またドコかで出会える機会はあるはずなの
だけれど、やっぱり、異国の地で見つけた縁は、また一層感慨深いモノ。

ここドバイに住み始めてから、５年も経ってしまったので（想定外！）、当然、送り
出すコトも多くて、その度に、ちょっとした贈り物を渡すようにしている。
その友人との思い出にちなんだモノだったり、その友人のキャラクターにピッタリ
なモノだったり・・・。
時には、ちょっとしたオフザケも交えつつ、ワタシを忘れないように・・・ってね。

そして、今週、また１人送り出すコトになった。

今回用意した贈り物は、アラビアン・カリグラフィー。

家族の苗字やそれぞれの名前が、アートな雰囲気イッパイにデザインされた
アラビアン・カリグラフィーは、在住日本人のあいだでも人気のモノ。
ドバイ駐在の記念や、友人へのお土産として、描いてもらう人も多いとか。
ワフィというショッピングモールの地下、“カーン・ムルジャン”という屋内スークに
あるお店が人気と聞いて、ワタシも、贈り物用にオーダーしてみた。

いつ行っても寂しい雰囲気の、カーン・ムルジャン。

その中の一角にある、”ゴールデン・ペン（Ｇｏｌｄｅｎ Ｐｅｎ）”がそのお店。


イラン出身のオジサンと、アレコレ相談しながら、最終的にはアーティストである
オジサンにほぼお任せするカタチで、ステキな作品が出来上がった。
それも、今回送り出す友人は、イランの首都テヘランに住んでいたので、特別に
ペルシャ・スタイルのカリグラフィをオーダー。（アラビックとは、フォントが少し違う
らしいのデス。）
オジサンがイラン出身でヨカッタ・・・。

もしかすると、見る人が見たら名前が分かってしまいそうなので、出来上がった
作品をお見せするコトはできないのだけれど、ホントに、イイ贈り物になりそう。

このお店では、ほかにも、革に文字を描いて（革だとインクの色あせが無いそう）、
ステキな装飾をほどこした額縁や、

アラビア文字で名前を彫った印鑑、

加工した貝殻に、アラビア文字を彫ったアクセサリーなど、色んなモノをオーダー
するコトができる。

ワタシも、いつの日にかジブンが送り出されるその時が来たら、１つ、オジサン
にお願いしようかな。。。

（オジサンは、控えめサイズで・・・）