ブダペストの夏に完敗

ゴブサタでした。

「３週間ほどお休みを・・・」なんて言っておきながら、あれよあれよと、気が付けば
もう２ヶ月も経っていたとは。

そう、完全に“夏バテ”。夏にヤラレていた。

今年のブダペストの夏は、もう、トテツモナク暑かった。
ヨーロッパ全体が猛暑にお手上げ状態だったことは、日本でもニュースになって
いたから、皆さんご存知のはず。モチロン、ここも例外なく“猛暑”状態。

確か、確か、ワタシの記憶が正しければ、『今年の夏は冷夏らしいよぉ。』って
ダレもカレもが言っていた、アレは遠い春の日。信じていたのに・・・。

ハンガリー人も、さすがにこの猛暑には相当マイッテいたようす。
彼ら曰く、『過去３０年間、いや、１００年間の中で一番暑い！！』。
長～く暗～い冬が明けて、「待ってました！」の夏が来るのは良いけれど、
限度ってモノがある。誰もがそう感じた夏だったはず。

困るのが、家の中。こっちは、外よりもダンゼン暑い！いや、熱い！
日本の家のようにクーラーが当たり前ではないハンガリーだから、涼しく過ごす
術がない。あるとすれば、クーラーの良くきいている店を探しては転々と移動
する、“クーラー・ジプシー”になるくらい。

幸い、我が家のリビングにはクーラーが２台ついている。
でも、言い換えると、リビングに“しか”ついていないから、寝室はサウナ状態
が続いた。夜になっても一向に下がらない温度。３０度は下らない。
冬の方が長いこの国では、寒い季節に備えて“熱を逃がさない”構造で家が
造られているのだろう。
寒い冬には感謝すべきこの堅牢な造りも、この暑～い夏の間は、やっぱり
アリガタメイワクだったりする。

とは言え、２週間ほど前から、なんとなく、少しずつ涼しくなってきているよう。
少しホッとしていたけれど、昨日辺りからまた“猛暑”の“も”の字がチラチラと
浮かぶ。
ＰＣに向かっていると、額に汗がにじむ。
どうやらヤツは、まだその辺りをウロウロしているらしい。

寒くて暗～い冬、楽しみに待ち望んでいたのは、確か「ブダペストの夏」だった
はず。
それも、ここまで暑すぎると、やっぱりウレシクない。
“ほどほど”でお願いしますよ、ブダペスト。
おかげで、街中のオブジェの“牛”もトロトロ～にとけちゃってますって・・・。

＜今日のハンガリー語＞
　【Meleg 】 メレグ・・・暑い