ドバイ・マリーナ・モール、とりあえずオープン

そのオープン当日は、日本のニュースでも話題に上っていた“ドバイ・モール”。
中近東に初出店となる紀伊国屋書店や、ギネス記録のサイズを誇る大型
パネルを利用した水槽など、何かと注目を浴びているトコロだ。
モチロン、その売り場面積はドバイでも最大で、最終的には１２００店舗ほどが
オープンすることになる。

そんなドバイ・モールの華々しいオープンの陰で、日々オープンに向けての
準備が地味～に急がれていたモールがあった。
ワタシが住むドバイ・マリーナという新興住宅エリアの、その名もズバリ、
“ドバイ・マリーナ・モール”（DUBAI MARINA MALL）。

クルーザーやヨットが多く停泊するマリーナ沿いに、一昨日、“とりあえず”
オープンした。

ココに住み始めたときから、週に２～３回はその建設現場の前を通っていた。
一向にカタチが見えないそのモールを見るたび、“年内オープン予定”という
情報を信じるすべもなく・・・。
実際、ドバイ・モールのオープン時期だって、再三にわたって変更されていた
から、ワタシの中で、情報は“所詮そんなもん”でしかなかったのだけれど。

それが、９月のラマダンが明けた辺りから、一気にモールらしい外観が出来
上がってきたからフシギだ。
お上の命令によって、とてつもない勢いで作業が進められたのかもしれない。
気がつくと、外壁には大きなスクリーンが設置されていて、そして、先週末には
ネーム・サインが半分ほど付いたなぁと思ったら、もう、その２日後にはオープン
という運びになった。

当初の予定通り、とりあえず年内オープンは死守できたというワケ。

ということで、早速、その“ドバイ・マリーナ・モール”へ足を運んでみた。
“足を運ぶ”という文字通り、ワタシの家からは徒歩圏内なのがウレシイ。
徒歩圏内と言っても１５分ほどの距離で、４０度を超える真夏に歩いて行く
のはキビシイんだけどね。



さて、“オープンした！”と言っても、予想通り。
元々さほど大きくないこのモールには、全部で１５０店舗ほど入る予定なの
だけれど、現時点では２０ちょっとのお店が開いているだけ。
フード・コートもカフェが１軒しか開いていないし、ドバイ・モールにも入っている
イギリス系のスーパー“ＷＡＩＴＲＯＳＥ”も、そのオープンは１ヵ月先らしい。

余談になるけれど、ドバイ・モールに入っているこのスーパーでは、“ＷＡＧＹＵ”
（和牛）が売られていて、一部の日本人の間でブームになってるとか・・・。
ワタシも１度見にいってみたのだけれど、あまりの高額に手が出ず。
でも、すっかり“ＷＡＧＹＵ”にハマっている友人によると、やっぱり相当オイシイ
らしいから、いつの日にか・・・。

モールの中のほとんどの店舗には、“ＣＯＭＩＮＧ ＳＯＯＮ！”の文字。
インフォメーションのお姉さんとお話ししたら、「来月からセールが始まるのに、
今わざわざセール前の料金で買う人なんていないんだから、今お店を開けても
仕方ないのよ。」・・・だそうだ。
見事なイイワケに、脱帽。
併設されているホテルも、レストラン・タワーも、まだまだ外観すら出来上がって
いないような状態。
そんな状況だから、ワタシが“とりあえず”と書いたのも、分かってもらえるはず。

そんなドバイ・マリーナ・モールは、我が家から見える。


そして、アッチからも我が家が見える。（あの辺り・・・）


ホントのオープンが、待ち遠しい限り。