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ペトラ遺跡に息をのむ① [旅]

この旅のあいだ、“健脚”という言葉を何度となく思い出していた。
ペトラ遺跡の観光に、“健脚”は不可欠だとつくづく思い知った。
それだけ、ペトラは広く、険しい道も多かったのだ。
足もとの悪い登り階段を、目的地までの距離もよく分からないままにひたすら
進むこともある。
息も上がる、ツライけれど、でも、だからこそ最後の最後で目の前に現れる
景色を見たとき、感動もするというもの。
普段、運動という運動をほとんどしていないワタシにとって、このペトラ遺跡
見学はかなりハードだったけれど、とりあえず、まぁまぁ“健脚”でヨカッタ・・・。

・・・と、前置きはこの辺にして、本題のペトラ遺跡のお話し。

とてつもなく広いペトラ遺跡を1日で制覇しようなんて、ムリな話し。
モチロン、ポイントだけを押さえていくならば出来ないことはナイけれど、可能
ならば2日間に分けて見学することをオススメ。
2日券も売っているし、何より1日だと疲れすぎる気がする。

入り口の門をくぐると、右にゴツゴツとした“ジン・ブロックス”という岩が現れる。
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この入り口すぐのところに最初の乗馬ポイントがあって、馬で次の場所まで
行くことが出来るのだけれど、馬の助けは最後の最後にとっておきたいところ。
朝は観光客も多いので、客引きのお兄ちゃんもすれ違いざまに「ウマ!ウマ!」
と言うくらいなのだけれど、午後遅くに入り口をくぐろうものならば、かなり執拗
な客引きを覚悟したほうがイイ。
ずいぶんな距離を、「どう?どう?」とウマに並走されたけれど、砂利道で靴を
真っ白にしながらゆっくり進んでいくと、やがて左側にオベリスクの墓が見える。
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1つ目のポイントとなる“シーク”の入り口に到着すると、一気にワクワク感が増す。
ペ3.JPGペ4.JPG
シークは1.5キロほど続く細長い砂利道で、左右に高い岩がそびえ立っている
から、太陽光の入り込み方の加減で、様々な雰囲気を醸し出していた。
細い光が差し込んでいたり、薄暗くなったと思ったら、また明るくなったり・・・。
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観光客を乗せた馬車も、この細い道を通り抜けていく。
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歩いていると、ドコか遠くの方から馬車の走る音が聞こえてきたと思ったら、もう
それはアッと言う間に目の前に現われて走り去っていく。

このシークを歩いていてワクワクするもう1つのワケは、この先に待っているモノ
があるからだ。
このシークを抜けると、ペトラ遺跡の見どころの1つ、“エル・ハズネ”と呼ばれる
宝物殿が目の前に現れる。
そう、インディジョーンズ・最後の聖戦の舞台となったトコロ。
「まだかなぁ・・・」と思いながら、先の見えないクネクネとしたシークを歩いて
いると、その姿がいよいよ見えてくる。

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崖越しに見るエル・ハズネ。

そして、目の前に現れた。
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崖を彫って造られたこの宝物殿は、その岩の性質によって、太陽光があたると
ピンク色に見える。
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こんな風に崖の中に彫りこまれているなんて、スゴ過ぎてナニも言えなくなる。

そして、ファサート通りと呼ばれている細い砂利道を進んで行くと、次の見どころ、
ローマ円形劇場へと到着。
ペ10.JPG

ココまで来て、全体のまだ半分も見ていないのだ。
ふと左を見ると、険しい崖の上から下りてくる人たち。
ペ9.JPG
実はこの先にも見ておくべき遺跡の1つがあるのだけれど、ココで頑張ると、
きっとあとが続かない。
とりあえず、一番奥にある遺跡“エド・ディル”までひたすら歩くコトにした。

まだまだ語り尽くせない、ペトラ遺跡のアレコレ。
この続きは、また明日。

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