SSブログ

絵本に出てきそうな世界遺産の町 [旅]

世界遺産のお話しの続き・・・。

ワタシの中の一番はドコか・・・という質問は、あまりにムズカシすぎて答えに困ると
昨日のブログにも書いたけれど、これまで訪れた世界遺産の中で、なんだか度々
ミョーに思い出してしまう、そんなトコロが2つある。
その2つの場所に共通して言えるのは、どちらもカワイらしい町というコト。
まるで、絵本に出てきそうなその場所には、ちょっとばかりフシギな空気感がある。

1つ目は、イタリアの南部にある“アルベロベッロ”という町。
日本のTV番組でも度々紹介されているから、きっと見たことがある人も多いはず。
この、なんだか早口言葉のようなおかしな名前も、一度は耳にしたことがあるのでは。

ワタシが最初にこの町を知ったのは、やはりTV番組だったのだけれど、観た瞬間、
“ゼッタイ行かなきゃ!”って決めていた。
ようやくチャンスが巡ってきた日、ローマ空港でレンタカーをして、ソコからまずは
ナポリに向かって南下したあと、今度は一気に東の端っこにあるバリという町へ。
イタリアの地図、あのブーツのカタチで言うならば、スネの辺りから少し下がって、
そのあとは、くるぶしをかすめながらかかとへ向かう・・・みたいな感じ?
・・・って、余計分かりにくいよね。
アルベロベッロは、その海岸に面したバリという町から、さらに30分ほど走ったトコ
にある、石を積んで造られたトンガリ屋根の家が沢山並ぶ町なのだ。
ベッロ2.JPGベッロ1.JPG

“トゥルッリ”と呼ばれるこの家の屋根は、ただ石を積み重ねているだけ。
ベッロ5.JPG
隙間を埋めるようなモノは何も使っておらず、ただただ職人さんのなせるワザ。
石畳の小道の横には、真っ白なカベとグレーの屋根のトゥルッリが続いていて、この
先にある町の教会も、やっぱり石のトンガリ屋根。
ベッロ9.JPG
お土産屋さんだって、雑貨屋さんだって、小さなお惣菜屋さんだって、この町にある
のは、みんなこのカタチ。
ベッロ6.JPG

ベッロ3.JPGベッロ7.JPG
コレが一般的な家なのだけれど、こんなトコロに住んでるなんてね、ウラヤマシイ!

トゥルッリが大人気のこの町では、モチロン、ソコに宿泊もできる。
ワタシが泊まったトゥルッリは、1DKのお部屋だったのだけれど、小さめのキッチン、
シャワー・トイレもあって、入り口のドアを開けるとすぐに小さなダイニング兼リビング。
ベッロ10.JPGベッロ11.JPG
そして、奥にはベッドルームがあって、独り暮らしにはピッタリなお部屋。
あいにくワタシは独りではナイけれど、トゥルッリを1軒、本気で購入したいなぁと、
このときは思ったりもしたっけ。
窓が大きくないので、室内ちょっと暗めなのだけれど、居心地の良さは想像以上。
日本からアルベロベッロへ行くツアーでは、どうしても人数の多さからフツーのホテル
へ宿泊せざるを得ないと思うのだけれど、チャンスがあったらゼッタイに泊まってほし
いなぁ、トンガリ屋根の家。

そして、もう1つの町はチェコにある。
プラハから車で3時間ほどの、オーストリアとの国境に近いこの町は、今なお中世の
雰囲気を漂わせた世界遺産の“チェスキー・クルムロフ”。
チェス1.JPG
町の教会を中心に赤い屋根の家が広がる、こじんまりとした町だ。
ココのシンボルは、その名もズバリ、チェスキー・クルムロフ城というお城で、川を挟
んで町の反対側に位置する。
チェス5.JPG
このお城の塔に登れば、赤い屋根がカワイイ家々が立ち並ぶ町と、それを囲むように
して流れているブルタヴァ川というスバラシイ景色を一望できる。
そうそう、このお城の入り口にあるお堀で、300年以上も前からクマが飼われている
のは有名な話し。
ココを訪れたら、クマとのご対面もお忘れなく。

このお城から橋を渡って小道を進んでいくと、旧市街の中心、スヴォルノスティ広場に
たどりつく。
そこには、カタチも色もカワイイ建物が軒を連ねていて、まさに絵本の世界のような・・・。
チェス2.JPG

フト家を見ると、窓枠だってこんな感じ。
チェス3.JPG
広場に並ぶカワイイ建物がモチーフになっているみたい。

しばらく町を散策していると、レンガ造りの家が・・・。
チェス4.JPG
・・・と思ったら、実はコレ、レンガの模様が描かれたカベ。
こんな遊びゴコロもたっぷりなトコロも、チェスキー・クルムロフの魅力。

この2つの町は、またいつかゼッタイに訪れたいトコロ。
行ったら必ず好きになるはず・・・の、いつまでも変わらない魅力タップリの世界遺産の町。
大切にしなきゃね、世界遺産。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。