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アフリカ南部の旅⑤ ケープ半島ツアー [旅]

まだまだ続く、アフリカ南部の旅のお話し。
もう少し、お付き合いのほど・・・。

ケープタウンを訪れたならば、ゼッタイに行っておきたいのが、“喜望峰”。
アフリカ大陸の、最南西端だ。 (最南端だと思っていたんだけどね・・・。)
さまざまな見ドコロと喜望峰をまわる終日ツアーが人気と聞いて、ワタシも参加
させてもらった。
このツアーでは、動物たちとの出会いもあるから、出発前からワクワク。

南ア屈指の高級リゾート、キャンプス・ベイで、まずは写真撮影タイム。
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街の中心部から、車で20~30分ほどのこのエリアには、オシャレなカフェが建ち
並び、キモチのいい季節には、多くのツーリストで賑わっているそう。

そして、このあと、1つ目の動物との出会いが待っていた。
向かったのは、ハウト・ベイと呼ばれる港町。
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ココでボートに乗り換えたら、目指すはドイカー島という小さな島。
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目の前にあらわれた島を、よ~く見てみると、
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黒いモワッとした物体が、ウジャウジャ。
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そう、ココは、オットセイだらけの島。
ボートのまわりを見れば、海の中を楽しそうに泳ぐオットセイたちもイッパイ。

ちびっこオットセイが、ホントに愛らしい。
cpt61.JPG(前のほうに・・・)
これだけの数のオットセイを見るのは、モチロン初めてで、カワイイけれど、かなり
のインパクト。
その昔、アラスカ沖で、ものスゴイ数のラッコを見たときと同じ衝撃だった・・・かも。

たっぷりと、野生のオットセイを眺めたら、45分ほどでボートクルーズは終了。
港に戻ったら、浮きの上にもオットセイたち。
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暖かい光を浴びながら、連なって寝てた。

このあと、その美しさが世界的にも知られているという、チャップマンズ・ピーク・
ドライブを通り過ぎたら、いよいよ、喜望峰自然保護区へと入っていく。
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・・・と、その前に、ちょっと寄り道。
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ダチョウ・ファーム。

ケープ半島の一番先には、2つの見ドコロ。
大西洋とインド洋が交わるトコロ、大陸最南西端の喜望峰と、半島の最南端に
あるケープ・ポイントがソレ。

まずは、ケープ・ポイントの頂上にある旧灯台に向かって、ゆっくり上っていく。
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途中、景色をトコトン楽しみながら・・・ね。

最後の階段を上ったら、ソコから見えるのは、果てしなく続く海。
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この海の先には、南極大陸があるんだなぁ・・・って思うと、感動もひとしお。
そして、喜望峰も望める。
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ちなみに、この旧灯台近くまでは、ケーブルカーでも上るコトができる。
cpt73.JPG(中央に小さなケーブルカー)
でも、ちょっと疲れても、ゆっくりゆっくり、目の前で変わりゆく景色を眺めるほうが
オススメ。

そして、このケープ・ポイントから車で5分も走れば、喜望峰に到着。
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バスを降りる前のガイドさんの一言、『ファイト・フォー・ザ・サインボード!』の言葉
通り、みんな、この“喜望峰・アフリカ大陸最南西端”の看板との記念撮影に必死。
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看板の奪い合いで、確かに、ちょっとした“戦い”だったかも。。。

この近く、こんなサインボードを見つけたと思ったら、
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ほら、いた。。。
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この喜望峰自然保護区は、世界遺産に含まれていて、ほかにも、色んな動物たちの
スガタを見るコトができる。
しっかり目を凝らして、バスの中からキョロキョロ。

そしていよいよ、このツアー最大のお楽しみ(ワタシにとっては・・・だけどね)、あのコ
たちとの出会いへ。
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こんなサインボードの先には、ボルダーズ・ビーチ。
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3000羽ほどのペンギンが住んでいるという、ペンギン好きにはたまらないトコロ。

確かに・・・、
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たまりませんっ!!

ペンギン保護のため、見学は決められた場所からのみで、一番先にあるデッキには
たくさんの人。
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見学用デッキから見たビーチ。
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黒いヤツ、ほとんどペンギン。(ちょっとだけ海草)
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まだ毛が生え換わっていない、ホワッホワのコもいたりしてね。
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中には、卵を温めているペンギンのスガタ。
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そんな大切な卵を横取りする、悪いヤツも・・・。
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動物界の残酷さを、目の当たり。

とにもかくにも、カワイさ200%だ。
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1日中見ていても、飽きない自信があるなぁ・・・、ワタシ。

後ろ髪を引かれながら、ボルダーズ・ビーチをあとにして、ツアーの最後に訪れたのは、
カーステンボッシュ国立植物園。
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ケープタウンのシンボル、テーブルマウンテンの斜面に造られた広大な植物園には、
南アの固有種も多く植えられているという。

街を望む景色や、
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ライオンズ・ヘッドと呼ばれる山の風景が、印象的なトコロ。
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そして、最後にココで出会ったのは、ホロホロ鳥たち。
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お土産のモチーフとしてもよく使われている、コロコロっとした体つきがカワイイ子たち。

でも、やっぱり一番カワイイのは、このコたち・・・でしょ。
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ペンギン、再び登場。

ケープタウン発のケープ半島ツアーは、ドコも大抵、こんな内容だそう。
お楽しみが盛りだくさんで、充実の1日・・・デシタ。


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アフリカ南部の旅④ ケープタウン・街巡り [旅]

動物たちとの出会いと、大自然をトコトン満喫したあとは、南アフリカで一番人気の
観光都市、ケープタウンへ。

首都のヨハネスブルグに比べると、その治安は多少マシだと言われているけれど、
それでも、夕方5時以降はゼッタイに歩かないように・・・と、日が沈む前で明るい
にもかかわらず、ホテルスタッフから念押しされた。

そんなケープタウンで、唯一、夜でも比較的安心で、沢山のツーリストが集うエリア
が、“V&Aウォーターフロント”。
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古い港に造られたココには、高級ホテルや大型ショッピングモール、レストランが
揃っていて、なんともキブンの上がる空間。
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「ココが治安のワルい南アなの?!」と思ってしまうほど、フリーな雰囲気だ。
夜も、多くのツーリストで賑わっていたしね。
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モチロン、油断は禁物・・・だけれど。

このエリアからは、ケープタウンのシンボル、“テーブルマウンテン”が一望。
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その名の通り、上部が平らでテーブルみたいなカタチから、その名が付いた山だ。
ちなみに、別の日に見たテーブルマウンテンは、こんな感じ。
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上部の平らなトコロが、すっぽり雲に覆われてた。
コレ、“テーブルクロス現象”と言われているそう。(ホント!)

さて、ケープタウンの観光スポットを巡るならば、ツアーに入るのが一番と聞いて、
半日ツアーに参加した。
昼でも危ないと言われている地区もあったりするから、ほとんどのツーリストが、
そういう旅のスタイルになるらしい。

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マンデラ氏が釈放後にスピーチをした場所としても知られている、市庁舎前を通り
過ぎ(左側の建物)、最初に向かったのは、17世紀に建てられたお城。
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“キャッスル・オブ・グッド・ホープ”。
ケープ植民地の総督が住んでいたココは、現在、南ア軍司令部として利用されて
いるそう。
城壁の内部には、美術館や博物館、牢獄などがあって、ツーリストに開放されている。
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ココからも、 テーブルマウンテンがチラリ。。。

このあとは、国会議事堂や、
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聖ジョージ大聖堂を巡り、
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ケープ市民の憩いの場、緑がイッパイの公園、“カンパニーズ・ガーデン”へ。
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ココからも、やっぱり、テーブルマウンテン。
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でも、気になったのは、こんなカワイイコ。
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キモチのいい風の中、しばしお散歩を楽しんだあとは、ワタシが一番行きたかった
あの場所へ。
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カラフルな家が建ち並ぶエリア、“マレー・クォーター”。
現地の言葉で“ボ・カープ”というココは、イスラム教徒の人々が暮らすエリアで、その
昔、ジブンたちの存在をアピールするために、こんなカラフルな家にしたとか。。。
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強風に対応して造られた平たい屋根も手伝って、なんだか、オモチャみたいでカワイイ。

モスクも、カラフル。
cpt23.JPG(ドバイではゼッタイに見るコトないなぁ)
スパイス屋さんも、カラフル。
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街角にあるカフェに描かれたイラストも、お気に入り。
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半日ツアーで訪れただけでは満足できず、後日、自力で行ってしまったほど、ホントに
気に入ってしまった・・・かも。

そして、このあと、この半日ツアー最大のイベント、テーブルマウンテンの頂上まで、
ロープウェイで上がる・・・というお楽しみが待っていたのだけれど、いたはずなのだ
けれど、なんとこの日は、ロープウェイが運休。
cpt29.JPG(通常、下の建物から頂上までいく予定。)
こんなにキレイにテーブルマウンテンが見えていたのに、あまりの強風により、運休
となってしまったらしい。
ザンネン・・・。
確かに、このロープウェイの乗り場付近は、立っているのもやっとなほど、とてつも
ナイ強風だったんだけどね。

実のところ、このロープウェイは、1年のうち、3分の1は悪天候で運休しているそう。
それに、動いていたとしても、前述したような“テーブルクロス状態”になっている日
もあって、何も見えないなんてコトもあるとか。
天候と曇・・・という、2つの条件が100%クリアになって、はじめてキレイな景色を
楽しめるというワケだ。
ワタシの滞在中も、曇ナシでロープウェイが動いていたのは1日だけで、ほかの日
には、動いているけれど“視界ゼロ”という状況が続いていたから、まぁ、ホントに
運のイイ人だけが見られるモノなのかも。

とりあえず、ロープウェイ乗り場から、ケープタウンの街並みをパチリ。
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ロープウェイに乗れない時には、近くにある丘“シグナル・ヒル”を訪れて、景色を
楽しむコトになっている。
こんなにキレイなテーブルマウンテンや、
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W杯で使われた競技場なんかも見るコトができたから、コレでも満足だったけどね。
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ちなみに、ロープウェイに乗れば、こんな景色を楽しめるらしい。
cpt53.JPG(絵ハガキより)

ところで、この半日ツアーとは別に、もう1つ、ケープタウンを訪れる人たちに人気と
いうツアーがある。
世界遺産にも登録されている、ロベン島を訪れるツアーがソレ。
ウォーターフロントから船で30分ほどのトコロにあるロベン島は、その昔、監獄として
利用されていた島で、あのマンデラ氏も投獄されていたトコロとして知られている。
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事前予約が必要な、人数限定のこのツアーはとても人気で、ワタシが行ったときも、
2日後の午後以降にしか予約が取れなかったほど。
1日4回の催行で、自由行動は許されていない、かなりキチッとしたツアーだ。

結構大きめの高速船に乗って、
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だんだん離れていくテーブルマウンテンを見ながら、
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ロベン島に到着。
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船着場からは、バスに乗って、刑務所など、島内にある施設の説明を受ける。
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マンデラ氏が約20年過ごした刑務所内と、その独房。
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子供のころ、ニュースで耳にしたキオクがある、“アパルトヘイト”という言葉。
この歳になって、その重さをグッと身近に感じる経験をした日となった。

さて、話しはガラリと変わって、最後に、ゴハンのコトをお伝えしておこうっと。
南ア料理は、干し肉のサラダや、
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ダチョウ肉のカルパッチョ、
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ダチョウ肉のグリルをいただいてみた。
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ダチョウのお肉は、鶏肉というよりも、上質の牛ヒレ肉っぽい味と食感。

ほかにも、“ゲームミート”と呼ばれる、珍しいお肉のオンパレードという1品があった
のだけれど、スプリングボック、クードゥー、クロコダイルの3種と聞いて、怖気づいて
しまったので、あえなくパス。
羊すらニガテなワタシが、そんなワイルドな味や臭いに耐えられるハズもなく。。。

そして、結局最後は、コレ。
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鉄火丼。
南アは、マグロ漁業の基地にもなっているから、やっぱりコレを食べないとね。
ケープタウンにある日本食屋さんで、いただいた。
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日本円で¥700くらいとは、ドバイでは考えられないお手頃価格。
ゴチソウサマデシタ。。。

そんなこんなで、案外、見どころの多い街。
ケープタウンは、イギリス植民地時代の趣も残った、とってもステキな街・・・デシタ。
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アフリカ南部の旅③ 国境越えてボツワナへ [旅]

ボツワナにある、“チョベ国立公園”。
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12万頭のゾウをはじめ、多くの野生動物が住んでいるこの国立公園行きの
日帰りツアーがあると聞いて、ビクトリア・フォールズ滞在中に参加した。

町の中心から車で1時間ほど走ると、国境が現れて、ココで、ジンバブエの
出国手続きと、ボツワナへの入国手続きを行う。
記念すべきワタシの60コ目の訪問国、ボツワナへの入国は、陸路でアッサリ。

このチョベ国立公園では、4WDでまわるゲームサファリのほか、公園の横を
流れるチョベ川をボートで進みながら、水辺の動物たちを観察するコトができる。
そんな、陸と川2つのサファリを楽しめるコトが、このチョベ公園の人気のワケ。
参加するツアーによって、午前午後のどちらでゲームサファリを体験するのか
が違っていて、どんな動物と、どのくらい出会えるかは、まさに運次第。

ワタシたち2人ぼっちでスタートしたツアーは、川を進むボートサファリから。
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キモチのいい空の下、水辺の動物たちとの出会いに、期待がふくらむ。
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最初に出会ったのは、木の上のコたち。
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“鵜”の仲間らしいこの鳥は、エサを獲るために水に潜ったあと、こうやって羽を
乾かしているそう。
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このあと、国立公園の水辺に向かって、少しずつボートが進んでいくと、
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目に飛び込んでいたのは、ゾウの群れ。
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ほんの数メートルのトコロまで近づいたら、あとは、ただただジーッと見るのみ。
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家族なのかなぁ・・・。

お母さんゾウに寄り添って歩く、チビッコゾウのカワイイこと!
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ボートサファリがスタートしてから、ほんの数十分しか経ってないのに、この出会い。
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すでに、テンションが最高潮に達していたのだけれど、コレはまだ、ほんの序章に
しかすぎなかったことを、このあと知るコトに・・・。

ボートが進むその先には、ゾウだらけ。
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ゾウの横では、インパラちゃんが群れを作ってた。
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インパラの特徴は、“M”のようなおしりの模様。
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カワイイ。

水遊びをするゾウの群れにも遭遇。
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陸の方からは、ゲームサファリ中の4WDが観察してた。
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そして、ふと水面に目をやると、幾つものモコモコしたモノ。
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ボートで近づいていくと、
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カバの群れ。
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カメラ目線・・・。

もう1つ、水面に現われたギザギザは、クロコダイル。
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水中の動物たちに出会えるのは、ボートサファリならではのお楽しみ。

さらにさらに進んでいくと、木々の中から、なんだか気になる視線が・・・。
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バッファロー。
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コレまた、カメラ目線・・・。

その先で出会ったバッファローたちも、
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やっぱり、カメラ目線・・・。

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同じ姿勢で、一心不乱に水を飲んでいるバッファローの群れ。
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この光景が“野生”というから、なんだかスゴイ。

そして、動物のほかにも、水面に浮かぶ花もまた、忘れがたい出会い。
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ドコかよその世界にでも行ったかのような、そんなサッカクに落ちてしまいそう。

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こうして、動物ざんまいのボートサファリは、おしまい。
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壁に描かれたヤモリがかわいいロッジで、しばしランチ休憩をしていたら、
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ココでも、ちょっとした出会い。
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さて、午後は、国立公園内でゲームサファリを楽しむ。
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インパラたちや、
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ゾウとの出会い。
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さらには、会いたかったキリンや、
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サバンナヒヒにも・・・ね。
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チョベ国立公園に、大満足の1日。
特に、ゾウ好きにはオススメのトコロ・・・デス。

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アフリカ南部の旅② ビクトリア・フォールズ [旅]

ジンバブエ訪問の一番の目的は、やっぱり、“ビクトリア・フォールズ”。
カナダのナイアガラ、ブラジルのイグアスと並ぶ、世界3大瀑布の1つに出会える
となって、出発前からワクワクしてた。
ビクトリア・フォールズ空港に到着し、ホテルへチェックインしたら、すぐに、その
憧れの風景に会いに・・・。

こんなに大きな滝なのに、町のドコカから見るコトができるワケではなく、ビクトリア・
フォールズ国立公園に入らなければ、その雄大なスガタを見るコトができない。

公園の入り口。
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世界遺産であるコトを記したサインボードも・・・。
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ココで、入場料の30ドル(1人)を払い、いざ公園内へ。
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小さなお土産屋さんと、滝や公園内のルートについての説明パネルが並ぶ。
コレが、ビクトリア・フォールズの全体像。
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モチロン、この滝すべてが見られるワケではなく、この公園内から見るコトができる
のは、半分くらいまで。
それでも、遊歩道のところどころに設けられた見学ポイントは、全部で16ヵ所あって、
ゆっくり見てまわると、1時間半ほどは優にかかる。
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見学ポイントを確認したら、いよいよ滝とご対面。
・・・と、思っていたのだけれど、木漏れ日がキモチいい遊歩道を進んでも、なかなか
そのスガタが見えない。
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なんとなく、ゴォーだの、ザァーだの、そんな音は聞こえていたけれど。

次の瞬間、木々のあいだから見えたのは、こんな景色。
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激しく流れ落ちる滝の水しぶきで、虹もくっきり。
別のトコロから覗けば、キレイに弧を描いてた。
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見学ポイントの1番で、すでに大感動のワタシ。

“デビルズ・カタラクト”と呼ばれるポイントでは、その滝の勢いに圧倒される。
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ザンベジ川の水が、少し幅の狭くなったこの場所で、一気に滝壺へと流れ落ちる
光景は、とにかく圧巻。

このあとは、もう、とにかく見てもらうしかナイ・・・かも。

二重にかかる虹、
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かなりの高さまで上がる水煙、
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滝から少し離れたトコロにも、その水煙から生まれた虹のスガタ。
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最大落差を誇るメインの滝は、さらにそのパワーがアップ。
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見学ポイントの14,15番あたりは、もう、激しい水しぶきで豪雨状態。
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モチロン、傘とレインコートを持参したけれど、それでもビッショリ。
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滝からずいぶん離れても、その水しぶきから、カメラを守るコトで必死だった。
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そして、この公園内の遊歩道の終点、見学ポイントの16番では、ジンバブエとザン
ビアという2つの国をつなぐ橋を見るコトができる。
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この橋では、バンジージャンプをやっていると聞いていたから、見ず知らずの人の
勇姿を見るコトができるかなぁと期待していたのだけれど、あいにく挑戦者はナシ。
ワタシは、モチロンお断り・・・。

ちなみに、この滝の反対側はザンビア側で、ソコからは、また違った景色を楽しむ
コトができるそう。
滝の上、小さな島になっているトコロには、人のスガタも・・・。
zvf53.JPG(左側、木の横辺りにいます)
この島、滝の落ちるふちギリギリにあるらしく、水量の少ない時期には、近くの水
たまり(デビルズプールと呼ぶらしい)に入るコトもできるらしいのだけれど、コレまた、
バンジー同様にちょっとコワそう。

この時期のビクトリア・フォールズは、増水期に入った頃で、水量が徐々に増えて
きているタイミング。
滝がキレイに見えるトコロもあれば、水煙がイッパイなトコロもあって、なかなか楽
しい見学ができた。
10月頃の乾水期に行けば、100メートルの落差を誇る滝の、滝壺までしっかりと
見るコトができるようで、ソレはソレで、また見るコトができたらイイのになぁ・・・って。

実は、あまりにもその迫力あるスガタに感動して、2度もココへ足を運んでしまった。
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2度目もやっぱり、大きな虹が迎えてくれた。
アリガトー!

そして、帰りの飛行機の窓からも・・・。
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自然が生み出す迫力ある景色には、やっぱり感動デス。



【余談ですが・・・】

この記事を書いている最中に、ドバイが揺れた。
イランの南西部で発生した地震の影響らしい。
11階に住むワタシも、グワ~ングワ~ンという横揺れを感じたけれど、震度で
いうなら1程度。
それでも、滅多に揺れないドバイは大騒ぎで、高層ビルから避難する人々の
スガタが、すぐにニュースに流れた。
帰宅してしまった人もいたとか・・・。

ドバイが揺れたのは、この5年のうちで3度目・・・デス。


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アフリカ南部の旅① いざ、ジンバブエへ [旅]

ドバイ空港を飛び立つと、眼下には、砂漠色の街。
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そのあとに、ヤシの木型の人工島“ザ・パーム”が見えると、なんだか得した
キブン。
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この日は、ちょっとモヤ~ッとしてたけどね。

そして、8時間ほどが過ぎたころには、土と草木の景色。
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到着したのは、南アフリカ共和国の首都、ヨハネスブルグ。
前回のサッカーW杯の開催地だったコトもあってか、空港は、想像と違って
明るく、安心な雰囲気。
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世界でも有数の治安の悪い都市・・・とは、思えないほど。

そして翌日、南アフリカ航空で、ジンバブエへと向かった。
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目的は、そう、世界3大瀑布の1つ、ビクトリア・フォールズに出会うため。
飛行機が少し下降し始めたころ、目に飛び込んできたのは、広い大地から吹き
上がる、真っ白な煙。
zvf9.JPG(真ん中辺りのモヤッとしたヤツ)
コレこそ、憧れのビクトリア・フォールズから立ち上る水煙。
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空の上からこんなにハッキリと水煙が見えるなんて、改めて、ビクトリア・フォー
ルズの大きさにオドロいてみる。

到着した、その名も“ビクトリア・フォールズ空港”は、平屋建てのこじんまりと
した空港。
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降機後、歩いて到着ロビーへと向かうスタイルの空港は、ワタシのお気に入り。

ココでアライバルビザを取得したら、無事、ジンバブエ入国。
モチロン、お初。
出口では、アフリカンダンスの歓迎が待っていた。
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あらかじめお願いしておいたピックアップサービスで、ホテルヘ。
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“キングダム”は、グレート・ジンバブエをイメージして造られたという大型リゾート
ホテルで、敷地内にも緑がイッパイ。
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吹き抜けがキモチいいレストランにも、度々おジャマ。
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テーブルの上には、ライオン。
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夜になると、正体不明の小動物が鳴いている池のすぐ横に、客室の棟。
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お部屋からの眺めも、自然な雰囲気イッパイ。
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天井のファンと蚊帳がポイントの、シンプルなお部屋。
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ビクトリア・フォールズと言えば、老舗の高級ホテル“ビクトリア・フォールズ・ホテル”
が有名だけれど、ココもなかなか。
ホテルの敷地内から滝へと続く、宿泊客専用の裏道もあるので便利。
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この裏道でのお土産攻撃には、ちょっと困ったけどね。

さて、この日。
ホテル到着後すぐに、メイン・イベントへ出かけて行ったのだけれど、そのお話しは
ちょっとお預けで、まずは、沈む夕日に出会ったお話し。

夕方からおジャマしたのは、その流れがビクトリア・フォールズへと続いている、
ザンベジ川。
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ジンバブエとザンビアに挟まれたこの川のクルーズは、この町の定番アクティビティ
と聞いて、参加させてもらった。
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ワタシたちが乗るボートのほかにも、幾つものボートが、ゆっくり川を進んでた。

途中、ココでも、ビクトリア・フォールズの水煙を発見。
zvf15.JPG(中央にうっすら見える煙がソレ。)
ドコでも、ドコからでも、ビクトリア・フォールズの迫力をヒシヒシと感じる。

これ以上進むと、ザンビア入国・・・というポイントまで来たら、ボートはくるり。
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ザンベジ川を逆戻りしている途中には、思わぬ出会い。
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水面にひょっこり見えているのは、カバ。
強い日差しを避けるため、日中はずっと水中にいるから、耳と鼻くらいしか見え
ないんだけどね。
それでも、この旅で最初の動物との出会いに、テンションが上がる。

やがて、さらにテンションが上がる、そんなステキな風景が目の前に・・・。
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少しずつ日が落ちてきて、ザンベジの川面に光が反射する。
エンジンを止めたボートの上で、しばらく、そんな光を眺めてた。
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ほかのボートも、おんなじ。
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こうして、初めてのジンバブエでの1日が終わった。
なんてゼイタクなオワリ。

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ラオスの旅⑤ ごはんのコト [旅]

ラオス北部にある世界遺産の町、ルアンパバーンを旅したお話しをお伝え
するのも、今日が最後。
トリを飾るのは、やっぱり、美味しいモノのコト!

“ラオスのごはんはオイシイ”・・・というキオクは、初めてココを訪れた11年
前から、ずっとワタシの頭の中に残っていた。
その国の周りを、タイやベトナムや中国といった、ごはんがオイシイ国々に
囲まれているコトを考えると、自然に期待値も上がってくるし、実際、タイや
ベトナムの料理と似たメニューも多い。

そんな中でも、以前訪れたとき、特にオイシイと思ったのは、麺料理の数々。
隣国のベトナム同様、お米から作った麺を使ったモノや、中国の卵麺を使っ
たモノなど、その種類も豊富で、とにかくオイシかったコトを覚えている。
中でも、ルアンパバーン名物の“カオ・ソーイ”は、激ウマ。

そんなワケで、今回、到着後すぐに足を運んだトコロは、カオ・ソーイ屋さん。
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メニューもコレ1つで勝負しているような、カオ・ソーイが有名な食堂だ。

あっさりスープに、ピリ辛の肉味噌が乗った1品。
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もちもちの平たい米麺と、少し酸味のきいたスープがホントに美味しくて、
さらっと完食。

別の日には、もう1つの麺料理、ラオスを代表する1品をいただきに、町はずれ
の専門店へ足を運んだ。
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ラオス風うどんの “カオ・ピヤック” が、ソレ。
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あっさりした中にもコクがある、しっかりと煮込まれた鶏のスープが、ホントに
オイシイ。
丸くて、ちょっと太めの米麺ももちもちしていて、スープとの相性もピッタリな
1杯だった。
ハッキリ言って、今すぐにでも食べたい・・・デス。

さて、夜ごはん。
ちょっと洒落たカフェレストラン “ タマリンド ” は、ナムカーン川沿いにある、
ラオス料理が中心のお店。
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予約ナシでは入れないほど、かなり混み合っていたので、人気店なのかも。

ココでいただいたのは、ラオスを代表する1品、“ラープ”。
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ミンチ状のお肉を、香草や玉ねぎと混ぜて、ライムやレモングラスで味付け
した、“お肉のサラダ”といった料理。
お肉(これは牛肉だったけれど、豚も鶏もアリ)のしっかりとした味と、ちょっと
強めの酸味の組み合わせが、なんともクセになる味で、ワタシ好み。

レモングラスを巻きつけて、しっかりとその香りを移した、豚肉の炭火串焼き
は、ラオスの主食のもち米と一緒にいただく。
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下味の付いた豚肉が香ばしく焼かれていて、かなりオイシかった1品だ。

2つ目の夜ごはんには、ベーシックなラオス料理をいただけるレストランへ。
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ここ“トゥムトゥム・チェン”では、お料理教室も開催しているそうで、時間が
あったら行ってみたかったなぁ。。。

ルアンパバーン名物の川海苔を、おつまみに。
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ゴマがたっぷりと付いた川海苔は、軽く揚げてあって、香ばしい風味がイイ。

青いパパイヤのサラダ “タム・マークフン” や、揚げ春巻き “ヨー・チューン”
は、タイやベトナムの味とほぼ同じ。
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名物のソーセージ “サイ・ウア” と、ラオス風チャーハン “カオ・クア” は、
なんだか懐かしい味だ。
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決して派手ではナイ、素朴な味が並ぶラオス料理。
ほかにも色々、食べてみたい・・・デス。

そして、ワタシがいただいた、こんなごはんのほかにも、気になるモノ色々。

夜になると、ナイトマーケット近くの路地に、沢山のごはんの屋台が登場して、
ツーリストたちのお腹をイッパイにしてくれる。
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お値段も、モチロン、かなりお手頃。

揚げ春巻き。
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名物のソーセージや、豚肉や鶏肉の炭火串焼き。
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中でも、欧米からのツーリストに一番人気だったのが、山盛りビュッフェ。
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1皿100円程度で、色んなおかずをいただけるとあって、町のどのレストラン
よりも、大いに賑わっていたトコロだ。
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あいにく、我が家には、衛生管理にキビシイ人がいるので、ココで食べるコト
は出来なかったんだけどね・・・、次回に期待。

そして、ベトナム同様、フランス領だったコトのあるラオスでも、フランスパン
が人気。
屋台では、色んな具材を挟んだサンドウィッチも売られている。
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ワタシは、ホテルの朝食でいただいたけれど、パリパリもちもちで、コレまた
オイシかった。

通りには、フランスパンやクロワッサンなどが並んでいる、フレンチカフェも
あるから、朝ごはんの時間には、多くの欧米人で賑わっていたしね。
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・・・ねっ。
ラオスって、想像以上にごはんが充実しているから、また行きたくなってしまう。
次に行ったら、ナニを食べようかなぁって、今から考えてマス。

さて、ラオスの話しは、これでおしまい。
明日からはまた、ドバイに戻ろう・・・かな。



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ラオスの旅④ やっぱりマーケット! [旅]

世界遺産の町、ルアンパバーンの夜は賑やか。
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日が沈む時間ともなれば、国立博物館前のメイン通りが、露店のテントで
イッパイになる。
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手作りの工芸品など、さまざまなお土産が並ぶナイトマーケットもまた、この
町を訪れる人たちの、お楽しみの1つ。
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この町の郊外にある村は、織物で有名というコトもあって、ナイトマーケット
にも、多くの織物が並ぶ。
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落ち着いた色合いのモノや、金色の糸できらびやかな模様が入ったモノなど、
そのパターンはさまざま。

ラオスに暮らす民族の1つ、モン族に伝わる独特なパターンをデザインした、
ベットカバーやクッションカバーは、人気のお土産の1つ。
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ワタシも、11年前に購入したクッションカバーを、今だに愛用中。

どういうわけか、ワタシのココロを離さない、竹製のもち米を入れておくための
“おひつ”(ティップ・カオ)もズラリ。
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ラオ・コーヒーも。
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仏様や菩提樹の木のイラストも、ラオスらしいモノの1つ。
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手漉きの紙で作られたランプが、ナイトマーケットを彩る。
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ほかにも、とにかくカラフルな工芸品の数々。
クッションカバーや、ペットボトルのカバー。
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少数民族や動物たちを、刺繍のモチーフにしたポーチ。
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エコバック。
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カラフルな刺繍のバッグ。
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実は以前、オマーンの市場でも同じようなモノを見つけたコトがあって、そう
なると、果たして、ドコのダレが作っているバッグなのだろうって、ちょっと気に
なるところなんだけどね。

夜がさらに深くなっても、ナイトマーケットは、まだまだ続く。
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楽しい夜は、終わらない。

そして、もう1つ。
ナイトマーケットがツーリスト向けのモノならば、朝に開かれるマーケットは、
地元の人たちの生活を支えるモノ。
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ナイトマーケットが開かれるメイン通りから1本入った、少し細めの通りには、
野菜を中心に、多くのお店が路上に並ぶ。
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新鮮なタマゴや、なんだか美味しそうなタケノコ。
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色んな種類の麺を売るお店もあったり・・・ね。
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朝ごはんにピッタリな、軽食を売るお店も多いから、目移りして仕方ナイ。
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美味しそうなニオイに、鼻もピクピク。

市場の近くにある食堂も、きっとオイシイはず。
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ルアンパバーンの朝市は、まさに、“庶民の台所”なのだ。

朝と夜、2つのマーケットが楽しめるなんて、やっぱり気になる世界遺産
の町、ルアンパバーン・・・デス。

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ラオスの旅③ メコン川を上って洞窟へ [旅]

ルアンパバーンへ行ったならば、ぜひとも訪れておきたいトコロがある。
町から25キロほど離れたメコン川の上流にある、“パークウー”と呼ばれる
洞窟だ。
切り立った崖がくり抜かれていて、そのくり抜かれた洞窟の中には、様々な
大きさ、様々なカタチをした仏像が、4000体以上もおかれているという、
なんとも神秘的なトコロ。
そんな洞窟とも、11年ぶりの再会だ。

この“パークウー洞窟”へ行く手段は、ただ1つ。
ボートで、メコン川を上っていくしかナイから、ルアンパバーンの町はずれに
ある船着場でボートをチャーターしたり、現地のツアー会社に申し込んだり
するコトになる。
今回は、改めてきちんとした説明を聞きたかったので、ガイドさんが同行する
ツアーを手配してみた。

船着場からは、雄大な“母なるメコン”が一望。
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ココからは、ワタシたちだけで乗るにはモッタイナイ大きさの木造ボートで、
ひたすらメコン川の上流に向かって進む。
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上って、
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上って、
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1時間ほど経ったところで、ちょっと寄り道したのは、酒造りの村、“バーン・
サーンハイ”。
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パークウー洞窟へ行くツアーは、大抵、この寄り道がついてくる。

ココで見学するのは、ラオスの焼酎 “ラオ・ラーオ”を造っているところ。
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ドラム缶を使って造られる、昔ながらの製法だ。
ココで作られたラオ・ラーオは、モチロン、お土産用としても売られていて、
アレコレ試飲もできる。
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但し、かなり強いお酒なので、飲みすぎには注意。

この小さな村には、ほかにも、織物を中心としたお土産屋さんが並んでいて、
そんなカラフルな織物に目を奪われながら、のんびり散策を楽しめる。
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村を一周したら、メコンに再会して、また出発。
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目指す洞窟までは、あと30分ほどのクルーズだ。
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たくさんのボートが停まっている、切り立つ崖が見えたら、ソコが洞窟の入り口。
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ココでボートを降りて、まずは、1つ目の洞窟へ続く階段を上っていく。
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すると、ソコには、数えきれないほどの仏像たち。
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お花を供えて、ラオス式にお祈りをすると、ココロがスーッと晴れるようなキモチ。
“母なるメコン”は、こうして、たくさんの仏様に見守られているのだ。
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さらに上へと続く階段を上っていくと、
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ソコには、もう1つの洞窟。
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1歩中に入ると真っ暗なので、入り口で懐中電灯を借りて、ゆっくり進んでいくと、
照らし出されたのは、比較的新しめの仏像のスガタ。
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上と下の洞窟は、それぞれ、独特な趣を持ち合わせているような。。。

崖の上から、また違ったメコンの景色を楽しんだら、今度は、ルアンパバーン
の町まで、メコン川を下っていく。
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帰りは、1時間ほどのクルーズで、町の船着場に着く頃には、少しだけ、川が
赤く染まり始めてた。
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穏やかな夕暮れが、近づいてくる頃。
“パークウー洞窟”を訪れたワタシも、ちょっとだけ、穏やかになれた・・・かな。

lpq106.JPG(オマケ・・・いまどきの仏像デス。)


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ラオスの旅② お寺とお坊さん [旅]

ラオス北部にある世界遺産の町、ルアンパバーンの見どころと言えば、
やっぱりお寺。
決して広くはないこの町を歩いていると、至るところで目に留まる。
敬虔な仏教徒が多いこの国では、そんなお寺が、人々のココロのより
どころ。

中でも、その美しさから、ルアンパバーンのシンボルと言われ、多くの
ツーリストたちをも魅了してるのが、“ワット・シェントーン”。
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このお寺で最も特徴的なのが、屋根のカタチ。
いわゆる、”ルアンパバーン様式”と呼ばれているもので、その湾曲した
スタイルが、本堂全体の美しさを醸し出す。
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あいにく、本堂の正面は改装中。
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でも、この“ワット・シェントーン”の見どころは、本堂の裏の壁に描かれて
いる“黄金の木”と呼ばれるモザイク画。
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実在した大樹がモチーフになっているこのモザイク画を見ていると、なんだか
穏やかなキモチになってくるから、フシギ。

本堂の中には、やさしいお顔の仏像。
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敷地内には、ほかにも、小さな祠があって、ステキな彫刻やモザイク画が
ほどこされた壁は、ぜひとも見ておきたいモノ。
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さらに、入口近くのこの建物。
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実はコレ、霊柩車庫で、中には、昔の王様の葬儀に使用した霊柩車が納めら
れている。
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龍の首がデザインされている、かなり独特な霊柩車なんだけどね。

そして、ココにはモチロン、修行に励むお坊さんたちが生活している宿舎も
あるから、そんな彼らの普段のお姿を、チラリ・・・と覗いてみたりして。
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コチラは、国立博物館の隣りにある、”ワット・マイ”。
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この寺院もまた、その美しさが人気のトコロで、中でも、仏教の輪廻を
表した黄金のレリーフは必見。
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本堂は、さほど大きくナイけれど、中には、数多くの仏像がズラリ。
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敷地内の物干し竿に掛けられた、オレンジ色の袈裟が目に留まる。
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どこのお寺でも、大抵、お坊さんたちの生活が垣間見えるのだ。

もう1つ、コチラは、“ワット・セーン”。
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メイン通りの少し静かな場所に、そっと、優しく建っているという印象で、
ワタシが一番好きだったのは、このお寺・・・かな。

通りを行き来するたびに目に留まったのは、大きな仏像を祀った祠や、
味わい深い屋根。
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目の前の通りを行き交う人々を見守る、そんな仏像も。
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何度も何度も目にしていた、ワタシのルアンパバーン。

ココでは、お庭の机で勉強に励む小さいお坊さんや、犬と遊ぶ小さい
お坊さんもお見かけした。
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カワイイお坊さんたちの、ちょっとした日常。

そして、この“ワット・セーン”で一番気になったのは、本堂の入り口にいた
狛犬のスガタ。
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妙にコロンとしたカラダに、ちょっとマンガっぽいお顔。
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さらに、本堂裏手の階段の装飾にも、ちょっと気になる生き物のスガタ。
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“ワット・セーン”、やっぱり気になるお寺・・・デス。

町の中心部には、こういったお寺のほかにも、ガイドブックに載らない数
多くのお寺が点在。
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いかにお寺が、そして仏教が、ラオスの人々の生活の中に溶け込んで
いるかを、改めて知った。

さらにもう1つ、仏教と人々との強いつながりを、このルアンパバーンの
町で再確認できる風景がある。
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毎日、早朝に行われている托鉢。

托鉢は、モチロン、ラオス全土で行われているコトなのだけれど、前述した
ように、町のアチコチにお寺があるルアンパバーンでは、お坊さんたちの
托鉢の行列も、アチコチで拝見するコトができる。
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そんな、厳かでミステリアスな風景を求めてこの町にやってくる、欧米の
ツーリストも多いらしい。
確かに、仏教に遠からず縁のあるワタシにとってみても、この托鉢の風景は、
かなり印象に残るモノ。
11年前、初めてこの風景を見たときには、うっすら鳥肌が立ったような。。。
今回も、モチロン、心に残る風景にはなったのだけれど、ただ、ちょっと
ザンネンに感じたのは、ソレがあまりにも観光化され過ぎていたコト。

托鉢がはじまる前に準備されていた、ズラリと並んだ座布団と、もち米入り
の竹かご。
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托鉢の列に喜捨する人々が、こんなにも多くいるのか・・・と思っていたら、
なんとコレは、欧米ツーリスト向けの“喜捨セット”。
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天秤に“喜捨セット”を入れて、「どう?やらない?」なんていう新種のビジネス
にも、かなりビックリしてしまった。
前回来たときは、10人にも満たない見学者が、遠目に眺めていただけだった
からね。

今は、オドロクほどお坊さんたちに接近して、写真を撮る人たちも。
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観光地化すれば、町は、人々の生活は、うるおう。
ソレは分かっているけれど、このときワタシの目の前にあった状況は、ちょっと
素直には受け入れ難いモノだった。
でも、分かっている。
何不自由なく暮らしているワタシの、カメラを持って観光旅行をしているワタシの、
独りよがりのエゴなのかも・・・と。
(ちょっと話しがカタくなってきたので、元に戻そうっと。。。)

裏通りに向かうと、ソコにも、お坊さんたちのスガタ。
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そして、托鉢の行列が通り過ぎたあとには、1匹のワンコ。
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思わず、顔がほころびマシタ。

最後に、おまけ。
とあるお寺の敷地内にあった鉄柵も、ココでは、“ハスの花のつぼみ”の
カタチをしていた。
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こういうトコロにも、仏教を大切しているココロがうかがえマス。

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ラオスの旅① 世界遺産の町へ [旅]

ドバイのコトはちょっとお休みして、少し前に行った旅のお話しをお届け。
かなりキオクが薄れつつあるから、そろそろ振り返っておかないと・・・ね。

もう、かれこれ1ヵ月も前のコトになってしまったけれど(毎日がホントに早い!)、
ちょっとした旅に行ってきた。
行き先は、ラオス北部の町、ルアンパバーン。
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1995年に町全体が世界遺産として登録された、欧米のツーリストに特に
人気が高い、そんなトコロ。

ワタシが最初にこの町を訪れたのは、もう、かれこれ11年も前のコト。
このルアンパバーンをはじめ、首都のヴィエンチャンや南部のパークセー
など、見どころはそこそこあるのに、足を運ぶ日本人はまだ少なかったから、
ラオスの良さをアピールするために、旅のお仕事として、独り、色々調べに
行ったコトを思い出す。
そのとき、素朴な町並みと人々にすっかり魅了されてしまったワタシは、
その後、オススメの旅行先を聞かれるたびに、「ラオスはイイよぉ」・・・ってね。
中でも、ルアンパバーンはお気に入りで、ゼッタイにまた行こう~と決めて
いたから、出発前からワクワク・・・。

バンコク発のフライト、バンコク・エアウェイズは、なんだかリゾート気分満載
の機体。
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72人乗りのプロペラ機だったけどね。

窓からは、メコン川と、その支流のナムカーン川に囲まれたルパンパバーン
の町が一望できる。
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そして、ルアンパバーン空港に到着。
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飛行機を降りたあと、到着ロビーの入り口まで、滑走路を歩いていく“こじん
まり感”、好きデス。

町の中心までは、車で15分ほど。
ここ数年の著しい観光地化により、高級ホテルからゲストハウスまで、宿泊
施設はかなり充実しているので安心。
そんな中からワタシが選んだのは、ナムカーン川に面したホテル、“アプサラ”。
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小洒落たアジアンテイストで、落ち着きのあるお部屋からは、川も一望できる。
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前述したとおり、2つの川と共にあるのが、ルアンパバーンの町。
メコン川と、
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支流のナムカーン川。
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そして、そんな川を見守る、狛犬(?)のスガタも・・・。
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涼しい風に吹かれながら、川沿いの散歩を楽しんだら、お次はメイン通りへ。
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シーサワンウォン通りからサッカリン通りへ続いているのが、町の中心通り。
通りの左右には、レストランやカフェ、お土産屋さんや旅行会社などが、途切
れるコトなく並んでいるから、散策するにはモッテコイ。

通りの真ん中あたりには、人気の観光スポット、国立博物館もあるしね。
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木立に囲まれた散歩道の奥にある本館よりも、手前にあるパバーン像を祀っ
た祠のほうが派手で、なんだか目をひいてしまうトコロ。

そして、この国立博物館の向かい側にある330段ほどの階段は、プーシーと
呼ばれる小高い山の頂上へと続いていて、その素晴らしい眺めから、一番の
人気スポットになっているよう。
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緑イッパイのルアンパバーンの町を、一望。
町の中心から15分という近さの空港も、その滑走路までしっかり見えるしね。
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みんなのお目当ては、やっぱり、メコン川に沈む夕日の風景。
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決して広くはないプーシーの頂上だけれど、沈みかけの頃は、もう、たくさんの
人たちで溢れてた。
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ワタシも記念に、パチリ。
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確かに、ステキな風景・・・デス。

頂上にある“タート・チョムシー”と呼ばれるお寺をあとにして、今度は下り。
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330段ほどの階段を下って、メイン通りに戻ってみると、ソコには、カラフルな
屋根がズラリと並んでた。
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これまたルアンパバーン名物の、ナイトマーケット。
コレについては、また今度、詳しくお伝えするつもり。

小さな町だから、ほとんど徒歩だけでまわれてしまいそうなのだけれど、少し
離れたトコロにあるお寺やお店に行くときは、トゥクトゥクが便利。
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カラフルな三輪自動車に出会うと、アジアに来たなぁ・・・ってね。

ほかにも、ルアンパバーンの町で出会ったモノで、ワタシが断然気になって
しまうのは、コレ。
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竹細工のカゴたち。

お土産用として売られているモノも多いけれど、現地の人たちだって、モチロン、
普段の生活の中でたくさん使っている。
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まぁるい小さいサイズの入れ物は、“ティップ・カオ”と呼ばれるもち米入れ。
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レストランでも、もち米はコレに入って出てくるからね、なんだかカワイイ。。。
(モチロン、ジブンのお土産に買わせていただきマシタ。)

そして、こんなモノも見つけた。
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自転車のカゴまで竹細工なんて・・・、カワイすぎる。

ラオスにある、こんな世界遺産の町のお話し、しばしお付き合いいただけると
嬉しいデス。

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