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救急車、病院、そしてレントゲン ① [そのほか]

「救急車に乗ったことのある人」、そうそういないと思う。
だからこそ、『あぁ~1度は乗ってみたいよねぇ。』 なんて、ノー天気なことを
言っちゃったりする人もいるくらいだ。
さらに、範囲をせばめて「“海外で”救急車に乗ったことのある人」なんてことに
なったら、探すのにちょっと苦労しそう。
もちろん、日本だろうか海外だろうが、いないに越したことはないのだけれど。

私、『あります・・・。』
生まれて初めて救急車に乗ったのが、ここブダペスト。
オオゴトではないので、読んでる方はご安心を。

そう、あれはかれこれ半年ほど前のこと。
屋根裏部屋に通じる、天井収納式の折りたたみのハシゴが、私の後頭部を
見事に直撃した。どう考えても、ワタシの不注意。何も言えない。
星が出た(ような気がした)。涙も出た。そして、あまりの痛さに座り込んだ。
さて、どうしよう・・・。
この日まで、ブダペストの病院に行ったことがなかった。
流血とまではいかなかったけれど、やっぱり“頭”は気になるところ。とりあえず
病院に行こうと決めた。

こういう場合、“困った時の大家さん頼み”だ。近所に住むハンガリー人の大家
さんに電話をした。幸い、彼は英語が話せる。

『アー・ユー・オッケー?自分で病院に行くと何時間待たされるか分からない。
ここは救急車を呼んで、緊急扱いにしてもらった方がベターだよ。』
大家さんに救急車を呼んでもらう。悲しいかな、まだまだ英語が通じないところ
が沢山なのだ。

『ところで、サイレン鳴らして猛ダッシュで来る救急車と、サイレン鳴らさずに
30~40分くらいで来る救急車、どっちにする?もちろん、猛ダッシュの方が
値段高いよ。』 と大家さん。
救急車に選択肢があったのだ。・・・というか、30~40分なんて全然“救急”とは
言えないと思うのだけれど。
痛みはどうにか引いてきたし、サイレンが鳴っているだけで“オオゴト感”が増し
そうな気がしたので、30分待つ方の“静かな救急”を選んだ。

それから待つこと25分ほど、静か~に救急車が来た。そして、2人の救急(?)
隊員に抱えられて車に乗り込んだ。
向かったのは、セント・ヤーノシュ病院。家からは車で15分ほど。
外国人がよく利用する英語の通じるキレイなクリニックではなく、ハンガリー人の
誰もが利用するその病院。ちょっと不安がよぎった。
そして、病院に到着。これからレントゲンを撮るのだ。

続きは、また明日。(写真はハンガリーの救急車)

<今日のハンガリー語>
 【Korhaz】 コールハーズ・・・病院   ※ o と a に ’ が付きます。


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ハンガリーの学生さんとコダーイ博物館 [そのほか]

今日1日、丁寧な日本語を話すよう心掛けた。
ブダペストの大学で日本語を学ぶ学生さん3人と、トコトン話しをした。
こういう場合、シャイでなかなか話しをしない学生さんも多いのだけれど、幸い
彼女たちは終始楽しそうにお話ししてくれた。
まだ2年生だけれど、話す日本語はなかなかなモノ。ボキャブラリーの多さにも
正直オドロいた。

そんな彼女たちが、ブダペストの観光地を案内してくれるという。向かったのは、
「コダーイ・ゾルターン記念博物館」。

このコダーイという人は、リストと並ぶ有名なハンガリー出身の作曲家だ。
・・・と書いてはみたものの、この博物館に来るまでは正直どういう人だか知ら
なかったワタシ。

博物館は、そのコダーイが昔住んでいたという場所を利用している。
アパートの1室だから、もちろん周りの部屋には今でも普通の暮らしがある。
表の入り口を、観光客と住人が混ざり合いながら行き来する。
注意して探さなければ、見落としてしまいそうなちょっと古い普通のアパート。

とっても小さな博物館だった。
書斎と客間と寝室。その3部屋に、コダーイが使っていたあらゆるモノが置い
てある。書斎には大量の本。机の上には愛用のペン。十分に“生活”を感じる
ことが出来る。
ただ、寝室だった部屋にはその面影はなく、大量の楽譜と蓄音機が整然と
展示されていた。

ハンガリー語しか話せない案内人のおばあちゃんの顔はとっても優しい。
民族の伝統的な刺繍がほどこされた古いテーブルクロスは、これまでに見た
ことがないほどステキでかわいらしいモノだった。
コダーイが好きだったというトランシルヴァニア地方の陶器も、最近のブダペスト
では見かけないような色合い。
この小さな博物館で、アッという間にタイプスリップした気になった。

博物館、いつもならばトッととまわってしまうワタシだけれど、今日は違った。
専属の日本語ガイドが3人もついていたから、しっかりと耳を傾ける。
彼女たちのお陰で、ハンガリーのコトをまた1つ知ることが出来た。連れてきて
もらわなければ、多分ココには来なかっただろう。

残念ながら展示室の中は写真撮影が出来なかったから、記念に・・・とポスト
カードを買ってみる。

案内をしてくれた彼女たちに、心から感謝!

<今日のハンガリー語>
 【 Zene 】 ゼネ ・・・ 音楽 


日本語を学ぶハンガリーの学生さん [そのほか]

ここハンガリーでも、日本語を学ぶ学生さんは意外と多い。
いくつかの大学には日本語学科もあるし、プライベートの語学学校にもちゃんと
日本語コースがあったりする。
中には、家庭教師をつけて勉強している人もいるらしい。

『なんで日本語を学ぶことにしたんだろう?』と、単純だけれど、とっても重要な
疑問がフツフツと沸いてくる。
どうやら、彼らの動機は大きく分けて4つあるようだ。

1つめ・・・「日本の歴史や文学に興味があるから」。
これは、かなり優等生な理由。大学の日本語学科に通う学生さんの大半は、
これが理由のように思う。
そんな学生さんと話しをしようものなら、こっちが大変なコトになる。
記憶の引き出しの底の底の、そのまた底の方にしまい込んでしまった、学生
時代に“習ったはず”の日本文学なんかを必死に思い出さないといけない羽目
になるのだ。
森鴎外の「舞姫」の一節を抜き出して、容赦なく質問をぶつけてくる。
『ご、ごめん。随分と前の話しで、もう忘れちゃったよ。』
これではアホな日本人である。お恥ずかしいかぎり。

京都や奈良の歴史的建造物なんかは、やっぱり一番人気だ。日本への留学
のチャンスを掴んだ彼らの行き先は、圧倒的に関西が多い。

2つめ・・・「日本の武道を習っているから」。
合気道、剣道、柔道、居合道など、日本の武道はここハンガリーでもかなり
人気がある。
そんな彼らは、練習のたびに『いち・に・さん・・・・』と数をかぞえ、『エイッ!
ヤァーッ!』と気合いを入れる。そりゃぁ他の日本語だって知りたくなるのだろう。
武道から日本を知る。彼らの方がよっぽど日本人っぽいなぁと思ってしまう。

3つめ・・・「J-POPが好き!」。
何かを始めるにあたって、“好き”に勝る動機は無いように思う。
彼らのJ-POPに関する情報量は、もちろん、私以上だ。
『あゆのDVDがもうすぐ出る』だの『B'zのニューアルバムが出た』だの、それは
もう日本にいるかのごとく、詳しく、そして早い。
彼らの情報源は、もちろんインターネット。お気に入りの歌手の情報は常に
チェックしているらしい。
CDやDVDだって、アマゾンなんかで注文すれば、ドコの国に居ても簡単に
手に入る時代だ。便利になったなぁと、改めて思う。

J-POPフリークは良しとして、中には少々困った学生さんもいるらしい。
“アイドル好き”だ。ドコの国にもいるのねぇと、しみじみ。
「モー娘の○○ちゃんが好き~」なんて言って、彼女らの写真がプリントされた
オリジナルTシャツなんかを着ちゃってくるらしい。
モー娘の○○ちゃんと言われても、よく分からない。

4つめ・・・「アニメおたく、マンガ好き」。
全世界的に大人気の日本のアニメ。ハンガリーでも、もちろんファンは多い。
テレビではハンガリー語の吹き替えでアニメが放送されているし、マンガも
翻訳されて売っている。
それはそれで、日本が世界に誇る偉大なる文化だけれど、ちょっと困ってしまう
こともあるらしい。
例えば、アニメ好きの学生さんにとっての一人称は、“私”ではなく、“僕ちゃん”
だったらしい。しょっぱなの自己紹介の時、いきなり『僕ちゃんは・・・』と始まって、
先生をビックリさせた。
アニメでしか日本語に触れていない彼にとっては、そのアニメ言葉が標準語に
なっているから、ちょっとコワい。

私の友人(日本人)がココで日本語の先生をしていることもあって、彼らの授業に
何度か参加させてもらったことがある。
30数個のアルファベットの組み合わせで成り立っているハンガリー語から
すると、合わせて100個にもなるひらがなとカタカナを覚えるだけでも相当大変
だろう。そんな難解な日本語に果敢にも挑戦している彼らを見ると、心から応援
したくなる。ホントにホントに一生懸命なのだ。
そして、そんな言葉を話す日本人であることが、チョット嬉しく思えたりする。

明日は、日本語を学ぶ女子大学生3人とお出かけすることになった。
彼らが“日本語で”ブダペストを案内してくれるという。これも授業の一環。
私も、『正しい日本語を話さなければ』・・・と、今から少しキンチョー気味。


残念ながらイイ写真がないので、こっちの言葉を学ぶワタシの必需品をご紹介。
このくらいたっぷりのイラスト付きなら、少しはガンバれる気がする。
ハンガリー語とポーランド語の辞書・・・というか、“言葉の絵本”。

<今日のハンガリー語>
 【 Diak 】 ディアーク ・・・ 学生  ※ a の上に ’が付きます。


景色!景色!景色! [そのほか]

とにかく中欧が人気らしい。
確かに、昨年辺りからドッと日本からの観光客も増えた気がする。
最近は、多分 “卒業旅行” かな。 ガイドブック片手に歩く若~い子たちの
姿がちらほら目につく。

西のヨーロッパよりも物価は断然安い。
なんとなく垢抜けない感じもするのだけれど、意外と都会だったりする。
基本的な旅をするにはまったく申し分ないし、旅の最重要課題であろう
食事だって、なかなかどうして、イイ感じだ。

ドナウ川を挟んで、ブダとペストに街は分かれる。
街の中心を大きな川が流れている景色って、かなり相当キレイだと思う。
もっともっと多くの人がブダペストに、ハンガリーに来てくれるといいのだけれど。

●路面電車とエルジェーベト橋。後ろには、ゲッレールトの丘。

●ブダ側にある王宮と、奥に見えるのが「くさり橋」

●我が家のベランダから見た王宮とドナウに架かる橋たち

<今日のハンガリー語>
【 Hid 】 ヒード ・・・橋  ※ i の上に ’ が付きます。


ハンガリーのイースター市 [そのほか]

イースターの季節が来た。
キリスト教徒というわけではないから特にどうという事はないのだけれど、
それでも街がにわかにイースターっぽくなってくると、やっぱり気にはなる。

ブダペストでは、数週間前からウサギやタマゴの形をしたチョコレートが
スーパーの店頭に並んでいる。そして、もう1つ。
街の広場に“市”がたつ。“市”っていうか、小屋の群れ?

陶器屋、おもちゃ屋、雑貨屋、ワイン屋、はちみつ屋、などなど。
正直、イースターにちなんだモノを置いている店はほとんど見当たらない。
要はお土産屋なんだろうなぁ、どれも。
実は、クリスマス時期にも同じ場所に“市”がたつのだけれど、置いてある
モノはほぼ一緒(笑)。
イベントにかこつけて商売しよう~っと!というのは、万国共通なのね。

それでも、大勢の観光客や地元の人が入り交じって賑わっている“市”に行くと、
それはそれでやっぱり楽しい。気が付くと、3周くらいしている。
食べ物を売っている小屋も出ているから、久々にハンガリーのソーセージでも
食べてみようか・・・なんて気にもなる。
あれほどまでに“肉肉しい”もの、普段は滅多に食べないけれど、みんなが
太陽の下で美味しそうに食べているのを見ると、やっぱりグラッときてしまう。

このイースター市、観光客で賑わうヴァーツィ(Vaci)通りの北の端にある
ヴェレシュマルティ広場(vorosmarty)でやってます。

<今日のハンガリー語>
【Ter】テール・・・広場  ※eの上に<'>が付きます。

★ハンガリー語のカタカナ表記は、ガイドブックを参考。
 ハンガリー語表記の時、母音の上に付く点・点々は省略。


記念すべき1日目  [そのほか]

やっとブログを立ち上げてみた。
立ち上げてはみたものの、毎日毎日 「ナニ書こう~?」って・・・。
で、ようやく書こうかなぁって思ったのはこんなコト。

『モノっていいよねぇ~!』

ワタシってとにかく“モノ”が好き。かわいいモノ、すぐれモノはもちろんの
コト、おもしろいモノや変なモノ。そして、もちろん食べモノ。←これ重要!

『かわいいぃ~!』って叫んだ後に“即買い”しちゃうような、そんなモノ達。
『クゥ~、スバラシイ!』とお手上げしちゃうモノもある。
『プッ!』と吹き出しちゃうようなモノも捨てがたい。
『ニタァ~・・・。』人間、どうして美味しいモノを食べると自然に
ニヤけてしまうのだろう。

中には、看板とか、人んちの犬とか、“買えないモノ”もあるけど。

そしてワタシは今、中欧のハンガリーに住んでいる。
ここには、この周りの国には、そんなワタシをワクワクドキドキさせるモノ達が
わんさかあったりする。
少しずつ、少しずつ、そんな愛しいモノ達をみんなに教えてあげたい。

そして、たまには、ハンガリー生活での面白エピソードや、旅に出たことなんかも
書けるといいなぁ。

そんなこんなで、楽しく書いていこうっと。


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